サンマのホンタイ






天才といえる芸人は
サンマしかいない

サンマより才能ある者がいないから、サンマの本当の凄さを誰も知らない


さて、そんなことはどうでもいい

ここではサンマのホンタイについて記す

サンマは「ここはセンジョウや」と言う

それを「戦場」と受け取ってはならない

サンマの言う「センジョウ」とは「洗浄」のことだ

洗い場のことだ

忙しくトークを洗浄しているのがサンマだ

水を得たサンマなのである

愚鈍な油がこびりついたトークを知性で洗浄するのがサンマなのである

さて、そんなことはどうでもいい

サンマのホンタイは
お茶の間にある

お茶の間の卓袱台そのものがサンマのホンタイである

サンマの姿勢にすべてが表れている

前のめりに、猫背になってサンマが語りかけているのは
茶の間の卓袱台である

サンマはホンタイに向かってだけ語りかけているのだ

あの出っ歯は茶の間の卓袱台に向かって伸びているのである

だからこそ、良い茶碗のような光沢ある出っ歯なのである

サンマの引き笑いは、お茶用のお湯がヤカンで沸騰する音なのである

水が沸騰すると
ヤカンの内部で空気がジェット気流となる
ジェットは二枚の金属プレートを通るときに高い音を発する

サンマの出っ歯は二重構造になっている

サンマは
Newsweekを読みながら茶の間の卓袱台からサンマを操っている




ホンタイシリーズはフィクションであります。御容赦ください。御容赦して卓袱台。